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第79回医学祭の開催によせて

 山口大学医学部医学科同窓会 

霜仁会 会長 福田 進太郎

この度第79回医学祭が開催されるにあたり霜仁会よりお祝いを申し上げます。
第77回医学祭が3年ぶりに現地開催されて以来3年連続の現地対面開催となり
ます。
第77回、第78回と私も会場に足を運び、舞台の上の演奏や企画プログラム、出
店での笑顔の語らいなど青春の熱気が盛り上がり爆発・発散して喜びあう姿を充
分に楽しませてもらいました。中止となった先輩たちの分まで一生懸命創り上げ
た企画を実行するにあたって、霜仁会も例年、学生活動支援の一環として協賛金
を援助しています。霜仁会報にも載せた皆さんの姿や笑顔を各地の支部会でご挨
拶するたびにスライドで披露させてもらい、先輩方も大変喜んでおられます。
医学祭は短期間の間に医学科・保健学科のみならず学外の方々とも協力して2
日間の一大イベントを成功させるために企画・経理・大学との打ち合わせなど周
到な準備と膨大なエネルギーを必要とします。採算度外視とはいいませんが、成
功のために奉仕の精神で突き進む若者のエネルギーをいつも頼もしく思っていま
す。また、会場に足を運んでくださる他大学の学生や市民の方々にも楽しみ、喜
んでいただきながら山口大学医学部の矜持も示して欲しいと願っています。
クラブ活動もそうですが、先輩・後輩が普段の生活範囲を超えて一致団結し、
無私の精神で忙しい時間の合間をぬって成功させた医学祭の記憶は(成績の上下
とは関係なく!)卒業後も皆さんの脳裏に母校の想い出の一つとして永く刻まれ
人生の財産となります。
皆さんにお届けした最新の霜仁会報第304号(令和6年4月号)にも昭和49年卒
の同期会「四九会」の報告の中で幹事の倉田悟先生医学祭の想い出を写真と共に
熱く語っておられます。是非一読してください。医学祭を支え、参加し、成功さ
せたという情熱的な経験は医師となった後も様々な局面で必ず役に立ちます。
企画イベントを通じて学外から足を運んでくださる他大学・学部の学生はもち
ろんのこと普段からお世話になっている市民の皆さんに恩返しができるチャンス
でもあり山口大学医学部の矜持を示して欲しいと思っています。
医学祭の終了後も授業や病棟・学外実習、CBT、OSCE、卒業試験、国家試験と
ハードルが続きますが確実に乗り越えて良き医師・社会人になられる日を心待ち
にするとともに、今回の医学祭の成功により皆さんの連帯感、母校への想いがよ
り一層深まることを心から願っています。

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